【自分を責めるのをやめた時、身体は緩み始める】「赦す」ことで生まれる、心とからだの心地よいすきま

決めていた予定をうっかり忘れてしまったり、思うようにできない自分に直面したりしたとき、以前の私は真っ先に自分を責めていました。

「どうしてちゃんとできないんだろう」 「また同じ失敗をしてしまった」

無意識のうちに「迷惑をかけてはいけない」「期待に応えなければいけない」と自分を縛り、うまくできない自分を罰し続けていたのです。しかし、あるとき「自分をゆるす」という言葉に深く向き合う機会がありました。

1、「許可の許す」と「恩赦の赦す」

「ゆるす」という言葉には、二つの側面があると感じています。

一つは、「許可」の許す。 自分がここに存在すること、感じたこと、やりたいと望むこと、そして「今はできない」ということ。それらすべてに対して「それでいいよ」と自分自身にOKを出してあげることです。そう意識できた瞬間、胸のつかえがすっと晴れ、からだの奥にふっと余白が戻ってくるような感覚がありました。

そしてもう一つが、「恩赦」の赦すです。 自分を「赦す」とは、決して失敗をなかったことにしたり、甘やかしたりすることではありません。過ちや未熟さから目をそらさず、謝るべきときは謝り、やり直せることは丁寧に対処する。

その上で、「もう自分を責め続け、罰し続けるのをやめる」ということです。

過ちと自分という存在を同一視せず、その間にそっと「すきま」を空けてあげること。失敗した自分も丸ごと引き連れて、「じゃあ、ここからまた一緒に歩き出そう」と自分の手を取り直すことなのだと気づきました。

2、からだを責めても、緊張はほどけない

実はこれ、私たちが日々向き合っている「からだ」にも全く同じことが起きています。

からだがガチガチに固まっているとき、つい「なんでこんなに硬いの?」「もっとちゃんと動いてよ」と力づくでストレッチしたり、思い通りにならないからだを責めたりしてはいないでしょうか。

骨格や筋肉の仕組みとして、責められたり無理に引っ張られたりすると、からだは防衛反応を起こしてさらに固く緊張してしまいます。責めても、からだは決して緩まないのです。

「ここまで固めて、からだを守ってくれていたんだね」 「ずっと頑張って支えてくれていたんだね」

そうやって、今のからだの状態をありのまま認めてあげた瞬間、こわばっていた筋肉の緊張がふっとほどけ、関節と骨格の間に本来の心地よい「すきま」が生まれます。呼吸が深くなり、からだは自ずと巡りを取り戻し始めるのです。

3、心とからだに、やさしい「すきま」を取り戻す

できない自分や失敗した自分を、ずっと心の中で裁き続ける必要はありません。

まずは今の自分に「それでいいよ」と許可を出し、責めるのをやめて、からだの緊張をそっと解いてあげませんか。心にすきまができると、からだも自然と呼吸を深め、軽やかに動き始めます。

「いつもからだに力が入って抜けない」 「頑張りすぎて、息が浅くなっている気がする」 「自分のからだを責めるのをやめて、心地よく付き合いたい」

そう感じている方は、ぜひご自身のからだが持つ本来の感覚を取り戻しにいらしてください。

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